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外観検査(目視検査)自動化の動向

毎月何千、何万、何十万個と生産される金属部品や樹脂部品。これが日本の経済を支えていることは間違いありません。
製造・生産工程はどんどん自動化されていきますが、何故か変わらない検査工程。
いまだ人による外観検査(目視検査)が主流となっています。

「検査を自動化したが上手くいかなかった。」
「結局のところ、人頼み。」
「人海戦術しかできないと思う。」

そんなお悩みを持つ企業様も多いのではないでしょうか?

「外観検査(目視検査)を自動化すること。」

これがさらなる日本の生産力を上げる大事な行程になっていることは間違いありません。

なぜ今、自動検査が必要なのか?

製造・生産工程がどんどん自動化されていく中で、なぜ検査だけがいまだに人海戦術で行われているのか。
その理由は大きく5つあります。

企業がいまだに検査を人海戦術で行っている理由

理由1 完成品は常に高い品質でなければならない
理由2 人の目に敵う検査方法が見当たらない
理由3 すべての検査を自動化したいと考えたが、既製の検査機器では無理だった
理由4 検査機器メーカーに相談したが「無理だ。」と断られ、どこに相談したらいいかがわからない
理由5 時間と人件費はかかるが、現状なんとか対応できている

確かに、「高い品質を求められる中、いかにして不良品の流出を防ぐか」がポイントとなってきます。

企業が利益を生む上で、「不良品流出の防止」「コスト削減」も大きな課題です。

不良品の流出(品質の低下)を防ぐ。
検査の自動化(省力化)でコストの削減。

企業がより利益を生むために、自動検査の導入が不可欠となってきています。

不良品(NG品)の流出をなくし、検査を自動化する

「検査は自動化し、不良品(NG品)の流出をなくしたい。」
もちろんのことです。

ただ、機械は人間ほどかしこくありません。
状況によって判断するということができない機械は人間より劣ります。

そこで、アクティブが考える自動検査装置導入のポイントを一部ご紹介します。
ぜひ御社の製品の検査装置導入の際の参考にしてください。

自動検査装置 導入のポイント
ポイント1 すべては自動化できない 機械が得意なものだけを自動化する
ポイント2 人と機械のコラボレーションが成功のカギ 人が得意なところは人に任せる
(機械が苦手なところ)
ポイント3 想定内NGモードの流出は ゼロ
(人ではいつ、何が流出するかはわからない)
想定外NGモードでは1度は流出するが
対策すれば以後は流出しない
ポイント4 外観検査では画像処理ソフトがカギ 機能・タクトともに汎用ソフトではなく、特注ソフトが最適
ポイント5 市販パソコンの性能・品質は格段に向上 標準画像検査装置は性能的に不利

人間はチェックミスで、大きなキズを見逃してしまうこともありますが、自動検査装置を導入すれば、想定内NGモードであれば流出の可能性はゼロにできます。
ここが人による外観検査(目視検査)と決定的に違う点です。

外観検査(目視検査)で発見した不良品(NG品)は捨てないでください!!

今、お持ちの不良品(NG品)はできるだけ多く保存をお願いいたします。
その不良品を元に検査装置導入時に検証を行います。

この時点で「どれだけの種類の不良品のデータを入手できるか」が、
導入初期時における検査装置の精度を大きく左右します。

検査自動化の対象となる検査

  • 生産量が多く、人海戦術で検査している
  • 人による外観検査(目視検査)で大きな工数を消費している
  • 求められる精度が高く、顕微鏡等を使用して大きな工数を消費しているもの
  • 検査範囲が広く、人の検査に適さないもの
  • 人の検査ではどうしても流出が防ぎ切れないもの
検査自動化の考え方

自動検査の得失

項目 人による検査 自動検査装置 備考
イニシャルコスト
(装置導入が必要)
リースによるランニングコスト化は可能
ランニングコスト
(減ることはない)

(検査員は大幅減少)
 
想定内
不良品(NG)モード
流出の可能性あり 流出の可能性なし  
想定外
不良品(NG)モード
流出の可能性あり 最初は必ず流出するが、
対策後は流出しない
 
主な相違点 想定内不良品(NG)モードのそれも大きな傷の流出の可能性がなくならない 想定内不良品(NG)モードであれば流出の可能性はゼロ
想定外不良品(NG)モードには対策を実施すれば以降は想定内不良品(NG)モードとなり流出の可能性はゼロとなる。
 

自動検査装置 例

アクティブでは以下のような自動検査装置を導入し、製造業の皆様のお手伝いをさせていただいております。
これらの製品はすべて御社の製品・部品に合わせカスタマイズをすることで、より精度が高い検査装置として導入していただいております。

「自社の製品は特殊だから外観検査(目視検査)の自動化は無理だ」と、
あきらめず、まずはお気軽にお問い合わせください。

導入することで、長期目線での「不良品流出の低減」「省力化(コスト削減)」のお手伝いをさせていただきます。
お問い合わせはこちらから

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御社の部品に合わせて特注対応いたします。

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  • オートマーカー
  • 加工直後画像検査装置
  • 被写界深度合成
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